Rainbowroom立ち上げの想い
松原 陽子 代表
●次女が3年生の時に医者から「自殺の可能性があります」と言われました。特に去年までの3年間は、次女の「毎日を必死で生きる」事に寄り添い、医者、カウンセラーさんと連携をとりながら必死で生活してきました。ですが私は昔から子供や人の心理に興味があり、子供達と何かしたり、勉強は楽しく娘を見ていて、毎日が発見!感動!の連続でもあり、学校に行けない時に、子供の心理はどうなるのか、どうアプローチすれば子供の心が楽になるのか、子供の心を理解する事により、良い風に成長していくことを目の当たりにしてきました。
●次女は自閉傾向があり、こだわりや恐怖心が強いことから、一度何か恐怖を感じると、またそこから長い長い暗いトンネルに入ってしまうような・・・そんな日々もありました。出口の見えないトンネル・・・これはきっと不登校のお子様をお持ちの親御さんの多くが感じたことがあるかも知れません。
●次女は4年生から支援級に転校しましたが、ここでも先生方には頭が上がらない程の素晴らしい対応をして頂いています。しかし学校に行けないのは次女の発達凸凹の特徴もあり、個人個人理由は様々だと思いますが、娘の場合はその当時は常に個別対応が必要な程の精神状態にありました。休息も足りなかったのだと思います。先生方が娘の為にどれだけ考えて動いてくださっているか、娘と共に毎日1~3時間程度学校に付き添っている私にはよくわかりました。それでも「学校」という枠組みに娘を当てはめるのは限度がありました。勿論親としては、娘自身が「学校」に縛られることがなくゆっくり心を休めてほしいというおもいでいましたが、「自分だけ何もしない」と自分自身のを責める気持ちが非常に強かったです。
●確実にいえることは、学校に行けない子供たちは、ただ学校に行かないのではなく、苦しんでいます。いけない自分を責めています。親御さんの顔色も気にしています。親が悲しい顔をしていれば(私のせいで・・・)と感じています。学校に行けば(次女の場合)先生方の配慮は限界を超えているほどよくして頂いていますが「学校」の仕組みが厳しいのです。そんな時に「学校で学ばなくても、他で学べれば良いんだ」と思いました。しかし自宅で親子だけで・・・というのは娘自身が嫌なのです。娘自身が、家族以外の社会に認められたいという気持ちがあります。(社会に自分の存在価値を見出したい気持ちは、ごく自然な感情です)
●今は先生が空いてる時間で1時間程ですが個別指導をしてくださっています。勉強も時々しますが、次女の好きな映画や芸能人の話をしたりと、そんな些細な事に感じるような時間が娘の目を輝かせてくれる日々になったのです。高学年にもなれば家族以外の大人や友人、社会に認めてもらえる事が嬉しいんです。同じ事を言われるんでも、親ではなく、ほかの大人や同年代の友人が話すことの方が心にスッと入ることもあります。そんな繋がりを作れるのは学校だけではありません。
●長女と次女の不登校を経験して、「学びとは何か」「幸せに生きるとは」を深く考える人生に変わりました。次女の「先生の個別支援」が子供にもたらす効果も実感しました。スタッフと、高齢者でも障がい者でも子供でも、「もっともっと個人に寄り添った支援がしたい」「(わたしは、わたしで良いんだ)と思えるきっかけが出来る居場所を作りたい」「自己肯定感が人生を強く生きるために必要不可欠!自己肯定感を高めるお手伝いがしたい!!」と思い立ち上げました。
★「死にたい」日々を送っていた娘。現在は「楽しい」毎日に変わってきています。沢山の方に巡り会えた結果であり「私らしく生きる」事ができ始めてきた結果と感じています。不登校で苦しんでいる子供達にとって、またどんな子供達も、自分はこの社会に必要な存在であると、RainbowRoomが
子供たちを輝かせるきっかけの場所でありたいと思っています。