保護者からの電話
- rainbowroom7
- 2021年10月20日
- 読了時間: 3分

久しぶりのブログです。Instagramの方にはほぼ毎日投稿していますのでそちらも是非ご覧ください。Instagramに投稿したものを書いています。
日頃から親御さんからの相談はいただきますが、この日は電話で、昔の我が子と同じように苦しんでいる内容でした。電話だとニュアンスもわかりやすいし、臨場感も伝わるような。
何が一番苦しいのかわかりやすいですね。
「子供が教室に入って、少ししたら廊下に出て来て泣いている。どうすればいいか」
分かる分かる分かる!!
先生はお母さんと離れた方が良い、とか、もう少し頑張らせてみようと頑張らせるわけですよ。もちろん先生は先生の役割を果たそうと、それも子供の事を考えての事なんですよね。
でも親は、こんなにも廊下で泣いている子供の姿を見て(本当にこれでいいのか・・・)と悩む。
個人個人、原因も発達特性も、年齢も違うので一概に「これ!」とは言えない。
子供が泣くほどの事、本当に泣いてまで参加しなければいけないことなのか。
違う参加方法があるのかないのか。
みんなと同じ事をやらせることが、結果この子の為になるのか。
もし、泣いてもやらせてできたのなら、それは達成感になるんじゃないか。
(自分だけできない)と、感じさせてしまうのではないか。
でも、何回か挑戦させても泣くほどの嫌なこと。
もう少し頑張らせて・・・って、いつまで?何回?
親御さんは沢山の事を考えますよね。
私も迷う場面は毎日毎日何百回とありました。
その答えを見つけたくて、寝ないで本を読みあさったり、研修に参加したり。
でも一番は信頼できるカウンセラーさんの言葉と、お医者さんとの連携です。
医者、カウンセラー、学校との連携はしっかりやってきました。
時には先生から「こうしてみませんか?」との提案でも「いや、これは今は負担が大きいです」とハッキリ伝えたし、それを伝える為に資料を読みあさったりもしました。でも娘の状態が良ければ「先生!今日は挑戦させてみてください!やってみてどうか、また相談してください」なんていうことも沢山ありました。
私はこの日相談をくれた保護者とは昔からの知り合いで、子供の様子も知っている。保護者の考え方も知っているので、支援者としては答えを出さないし、出せない事も沢山ありますが、
今回の方に関しては、ママのメンタルと、子供のメンタル、発達特性を考えて
「もし私なら参加させない」と伝え、違う方法を提案させてもらいました。
詳細は記載できませんが
本当に付き添いされてるママさんの苦労は痛いほどわかります。
声かけのタイミングは?
話しかける言葉のチョイスは?
何も言わない方が良い?
何か声をかけるべき?
その場所から子供を移動させる?
帰る?
教室に入るように誘導する?
その時その時の子供の様子でも全く違うんですよね。
言葉では説明できないほどの細かい判断、声かけが5分10分の間に沢山頭で考えるんですよ。
少しでも子供を楽にさせてあげたいし、背中を押してあげたいので。
今回は背中を押すよりも、その場所から避難することの方が、その子にとっては必要な事だと私は感じたのでお伝えしました。
まるで私と娘の4,5年前を見ているような。
ママの疲労が、迷いが相当な事は想像できます。
きっとこうして子供の為に頑張ってる親御さんって沢山いると思います。
私ももっともっと頑張らないと!!親御さん達と一緒に悩み考えて、子供にベストな支援が出来たらいいなぁと思いました☆
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